28日午前9時前、和歌山県橋本市の紀の川の河川敷にアメリカ軍のヘリコプター3機が着陸しているのを、通りかかった橋本北消防署の救急車の隊員が見つけました。 橋本市消防本部によりますと、ヘリコプターは大型機2機と小型機1機です。大型機のうち1機にトラブルがあり不時着したということです。その後、午前11時前までに、3機は離陸したということです。 この不時着でけがをした人はいないということです。また、不時着に伴う住宅などへの被害は確認されていません。 また、和歌山県によりますと午前10時過ぎに、近畿中部防衛局から「アメリカ軍のヘリコプター2機が橋本市の河川敷に着陸した」と連絡が入ったということです。 警察によりますと、住民から『ヘリの大きな音がなっているけど何事か』などと警察署などへ連絡があったということで、河川敷の道路を一時的に通行止めにするなどの対応を行ったということです。▼ヘリを目撃した住民「こんなことは初めてで驚いた」 ヘリを目撃した市内に住む50代の男性は次のように話しました。(橋本市内に住む50代男性)「市内でやたらと大きな音がしていた。低い高度で一機じゃなく複数のヘリが飛んでいるのが見えました。家の真上を飛んでいるのを見て、普通のヘリより高度が低いなと感じていました。当初は自衛隊の訓練か何かかと思いましたが、米軍の表記を見て米軍ヘリだとわかりました。着陸後は3機のうち1機のエンジンカバーを開けて何かを調べている様子でした。米軍のヘリが降りてくるのを見たのは初めてで驚きました」