斎藤元彦知事(46)の疑惑が影響か…兵庫県の採用試験を4割が辞退しました。 斎藤知事をめぐっては、今年3月に県の元幹部(60)がパワハラ疑惑などを告発。百条委員会が8月30日に斎藤知事に出頭を求め証人尋問を実施することにしています。 県では知事の側近4人のうち3人が辞職や病欠となるなど、異例の事態となっています。 そんな中、兵庫県が今年4月から5月にかけて募集した今年度の職員採用試験でも異変が…。一般事務職60人の採用枠に対し、639人の応募がありましたが、6月に行われた筆記試験を受験したのは377人。辞退率が約41%に上ることがわかったのです。この数字は過去4年に比べ、5から10ポイント程度高くなっています。 この状況に、8月5日、斎藤知事は次のように述べました。 (兵庫県 斎藤元彦知事)「少子化含めていろいろな状況があって数字として表れていると思います。優秀な方が採用試験を経てしっかり県庁に来ていただけるように我々としてもこれから頑張っていきたいと考えています」 斎藤氏を知事選で推薦した日本維新の会からは… (日本維新の会 藤田文武幹事長 8月4日)「推薦をした責任というのはあるでしょうから、そういう意味で『知事、これは一旦身を引かれた方がよろしいんじゃないでしょうか』ということを言う、そういう意思はあります」 調査結果で疑惑が事実と判明すれば辞職を促す意思があると明らかにしました。維新の幹部からは、次のような声も… 「幹部の中でも、斎藤知事を“なんとかしないといけない”という意見が出ている。疑惑が事実なら、維新県議団が率先して不信任へと動くべきだ。このままでは耐えられない。斎藤知事をかばう義理はない」 こうした動きに対し斎藤知事は… (斎藤元彦知事)「1つ1つの仕事を着実に進めていくというのが私の今の考えですね」 改めて辞職を否定しています。