大通公園に死者のように横たわり核兵器の廃絶訴える「ダイ・イン」平均年齢86歳の「北海道被爆者協会」は高齢化を理由に今年度で解散へ

8月6日は、広島に原爆が投下された日です。札幌市でも、平和を祈り核兵器の廃絶を訴える集会が開かれました。
午前8時15分。
大通公園では、79年前の広島に原爆が投下された時間と、同じ時間に集会の参加者たちが死者のように横たわる抗議「ダイ・イン」を行いました。
参加者 「原爆に反対している人たちが、これだけいるんだということを世の中に伝えてほしい」
午後からは、北海道内で亡くなった被爆者の追悼会が開かれました。
北海道被爆者協会 廣田凱則会長(86) 「爆風はものすごいものだったことを、いまでもはっきり覚えている。核兵器はあってはならないものだということを訴えていきたいと思う」
青年代表 菅原拓馬さん 「私たちがいまここにいるのは、先人たちの苦しみと犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。彼らの痛みを理解し、未来の世代に伝えていくことが私たちの責任」
北海道内の被爆者の平均年齢はおよそ86歳。追悼会は広島と長崎の被爆体験を語り継ぐ「北海道被爆者協会」が主催していますが、協会は高齢化などを理由に今年度で解散する予定です。

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