「大変ゆゆしき残念な事態」斎藤元彦知事のパワハラ疑惑めぐり県政混乱…県内の市長が臨時会合

兵庫県政の混乱をめぐり、県内の市長会では「ゆゆしき事態だ」という言葉も上がりました。 兵庫県・斎藤元彦知事(46)をめぐっては、今年3月、県の元幹部(60)がパワハラ疑惑などを告発し、その後、死亡しました。一連の疑惑について百条委員会による調査が進められていて、8月30日には、斎藤知事が証人尋問に出頭する予定ですが、斎藤知事の側近4人のうち3人が辞職や病欠となるなど異例の事態になっています。 8月7日午後、県内の市長でつくる「兵庫県市長会」が、知事への要望をまとめるため臨時の総会を開催。市長から厳しい指摘が相次ぎました。 (丹波篠山市 酒井隆明市長)「大変ゆゆしき残念な事態ではないかと」 (伊丹市 藤原保幸市長)「現在の県政は、兵庫県の状況が全国的にネガティブなイメージで報道され、県に対する信頼が揺らいでいる」 (神戸市 久元喜造市長)「(県政の混乱が)市の行政運営に支障が生じないように、各市の予算編成に影響が生じないようにしてもらいたいという内容の要望をするのが、適当ではないかと」 市長会ではほかにも、元幹部の通報を県が「公益通報」として対応しなかったことへの是非を問うべきだなどの意見が出されました。市長会は8月23日、県政が停滞しないよう求める要望を知事に提出するとしています。

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