事件が起きたのは、6日午後9時すぎのJR博多駅近くでした。
■通報内容
「男性が、いきなり切られたと言っている。」
千葉県船橋市の50歳の男性が、何者かに刃物のようなもので顔と腕を切りつけられました。
■竹原侑記者
「切りつけられた男性は、すぐ近くのコンビニエンスストアに逃げ込みました。店舗の前には血痕が残っています。」
事件直後に、コンビニエンスストアで撮影された写真です。男性は店内に座り込み、床には血の痕とみられるものが確認できます。
■直後の様子を目撃した人
「最初もめているような感じだったんですけれど血だらけの人がうずくまっていた」
男性は病院に搬送され命に別条はないということです。
警察は、逃げた人物と似た格好をしていた大分県日田市の15歳の自称・高校生の少年を現場近くで発見し、包丁1本を持っていた銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
事件の位置関係を整理します。JR博多駅の筑紫口にほど近いコンビニエンスストア近くで、男性を切りつけた人物は、そのまま逃走しました。通報からおよそ35分後、少年が発見されたのは、店からわずか150メートルほどの場所でした。
警察の調べに対し、少年は容疑を認め、切りつけ事件への関与もほのめかしているということです。