岸田首相は8日夜、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたことを受け、国民に対し「政府から発信する情報をよく確認し、日頃からの地震への備えの再確認と、地震が発生したらすぐに避難できる準備を行ってほしい」と呼びかけた。「無用の混乱を避けるために、いわゆる偽情報の拡散などは、絶対に行わないようにしてほしい」とも強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は9日に長崎県を訪問し、同日から12日まで中央アジアとモンゴルを歴訪する予定だ。自身の今後の対応については、「被害情報の収集を継続しているほか、南海トラフ地震への警戒態勢を速やかに構築しているところだ。それらの状況を踏まえ、適切に判断したい」と述べるにとどめた。