霧島連山では今月8日の日向灘の地震以降、火山性地震が増加しています。気象台は地震との関連は不明とした上で、「霧島連山で水蒸気や土砂が噴出する可能性がある」としています。
気象台によりますと、霧島連山の韓国岳付近では今月8日の日向灘の地震以降、13日までの6日間に火山性地震が672回観測されています。地震発生前の1週間は2回でした。
11日の火山性地震では、宮崎県小林市で震度1を観測しました。地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は確認されておらず、火山活動に特段の変化は見られないということです。
気象台は「日向灘を震源とする地震と火山性地震の関連については不明」としたうえで、「霧島連山では突発的に水蒸気や土砂が吹き上げるなど噴出が起きる可能性がある」として、留意するよう呼びかけています。
霧島連山の硫黄山や新燃岳、御鉢では噴火警戒レベル1の「活火山であることに留意」が継続中です。