立憲民主党の江田憲司元代表代行(68)=衆院8区=は21日、神奈川新聞社の取材に応じ、「生活者や消費者の立場で政策を打ち出し、自民党に対抗できる政権交代可能な政党の代表になる」と述べ、党代表選への出馬に意欲を示した。推薦人には県関係議員も加わる見通しを示し、立候補に必要な20人の確保に向けて幅広く支援を呼びかけている。
江田氏は20日、自ら率いる党内グループ「ブリッジの会」に所属する末松義規、井坂信彦の両衆院議員や川田龍平参院議員ら7人から立候補の要請を受けた。県関係国会議員や地方議員からも支援の申し出を受けていると明かした。
江田氏の推薦人を検討している県関係の衆院議員は「代表選には昔の名前ではなく新しい人に出てもらいたい」とし、「自民党総裁に小泉進次郎元環境相や河野太郎デジタル相がなったとしても政策で真っ向から戦える」と評価。江田氏も「もし小泉氏と党首討論になれば簡単に論破する」と意気込みを語った。
江田氏は橋本龍太郎内閣で首相秘書官を務め、2002年の衆院補選に無所属で出馬し初当選。当選7回を数え、みんなの党幹事長、維新の党代表、民進党代表代行などを経て立民入りした。