小林製薬「紅麹サプリ」問題 大阪市が秋めどに健康問題と摂取の因果関係を特定へ 横山市長「関係機関と連携」

小林製薬の紅麹原料を使ったサプリをめぐる健康被害問題で、大阪市は23日、4回目となる対策本部会議を開き、今年の秋をめどに健康被害と紅麹サプリ摂取の因果関係について特定する方針を示しました。
この日開かれた大阪市の対策本部会議では、健康被害の調査状況の報告や、今後の調査方針とスケジュールが発表されました。
大阪市は今後、厚労省などが実施するプベルル酸やそれ以外に検出された2種類化合物の毒性試験の結果と、健康被害者の症状の特徴が一致するかなどを調査。
健康被害と小林製薬の紅麹を使ったサプリメントの摂取に因果関係があるのか、今年の秋をめどに特定する方針を示しました。
また、再発防止に向けてプベルル酸などが発生した原因を推定するため、8月27日から小林製薬の旧大阪工場に3回目の立ち入り調査を実施するとしています。
旧大阪工場の培養条件を聞き取り、実際に紅麹と青カビを共同培養すればプベルル酸などの物質が発生するのかを今年の秋以降、必要に応じて調査するということです。
全ての調査結果は来年3月ごろにまとめられる方針で、横山大阪市長は「これまでの取りまとめは今後、同様の事案が発生した時にも非常に有用になると思う。関係機関と連携して進めていただきたい」と話しました。

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