「人望が一ミリもないとは思わない」斎藤兵庫県知事、百条委員会後に取材に対応

兵庫県の斎藤元彦知事は30日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問終了後、報道陣の取材に応じた。パワハラ疑惑を認めなかったほか、進退についても「県政を前に進める」など、これまで通りの主張を繰り返した。主な内容は以下の通り。

――理解が得られる答弁だったか
「自分なりに、言葉を伝えることができたと思っている」
――パワハラと証言した人も
「仕事の上で厳しくさせていただいたこともある。私の言動や行為で不快に思われた方がいるなら率直に改めておわびしたい」
――今後、気をつけて取り組むべきと感じた部分は
「チャットで部下の皆さんに指示をする際、深夜や休日を避ける。私の思いや『こうしてほしい』という考えを理解してもらえるよう、丁寧に伝えていくことが大事だと思う」
――進退は
「これまでと同様、百条委や第三者委員会に、今日のようにきちっと対応していく。反省すべきところを受け止め、日々の仕事から変えていくことが大事。それをしながら、『県政を前に進めていく』という思いでこれからもやっていきたい」
――人望がなくても「県民のため何ができるかが大事」というのは今の気持ちか、当時の気持ちか
「職員からの人望や信頼感が『1ミリもない』ということもないと思っている。一番大事なのは、県民の皆さんにとっていい政策をすること」
――知事職にとどまり続けるのが適切と思う理由は
「指摘や批判は受け止める。自分は知事として3年前にご負託をいただいた。県政は防災対策を含め、いろいろな対策をやることにまったなしで、仕事を果たすのが私の責任」
――不快な思いさせた人におわびしたが、事実上、パワハラと認めるのか
「パワハラについての認定は、百条委、第三者委が行う。自分の行為が百条委でも、いろいろな職員からも指摘があったことから、不快な思いをさせた人には心からおわびしたい」

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