小1女児虐待死 行政の対応について検証 女児が「パンチされた」と訴えるも…会わないことを約束させ児相は一時保護解除

ことし5月、愛知県犬山市で小学1年生の女の子が暴行を受けて死亡し、母親と同居する男が起訴された事件を巡り、県の検証委員会が初めて開かれました。
ことし5月、愛知県犬山市のアパートで小学1年生の島崎奈桜さんが死亡した事件では、母親の内縁の夫・倉田凱被告(32)が傷害致死の罪で、母親の島崎みなみ被告(33)が保護責任者遺棄致死の罪でそれぞれ起訴されています。
奈桜さんは亡くなる前の2022年と2023年に2度、児童相談所に一時保護されていて、1度目は奈桜さんが「パンチされた」と訴えていましたが、児相は倉田被告に奈桜さんとは今後会わないことを約束させた上で、一時保護を解除していました。
こうした行政の対応などを検証するため、県は検証委員会を設置。30日の初会合では、今後のスケジュールやヒアリング対象者の選定などを協議しました。
委員会は9月下旬ごろから児童相談センター職員らのヒアリングなどを行い、その後、再発防止策などをまとめた報告書を県に提出する予定です。

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