同棲相手の女性に暴行を加えたとして、警視庁捜査1課は30日、傷害の疑いで、東京都渋谷区広尾、職業不詳、増田遼太郎容疑者(25)を逮捕した。女性はその後死亡しており、同課は暴行との関係を調べる。
逮捕容疑は8月29日深夜から翌30日未明、自宅マンション居室内で会社員の村田結さん(25)の顔を殴り、全治不詳のけがを負わせたとしている。調べに対し「顔を叩いたことは間違いない」と容疑を認めている。
捜査1課によると、増田容疑者は村田さんと令和3年ごろから交際し、現場居室で同棲していた。事件当時、増田容疑者は帰宅してきた村田さんと室温をめぐって口論になり、顔を叩いたと説明しているという。村田さんは30日朝、居室廊下で倒れているところを増田容疑者に発見され、その場で死亡が確認された。
村田さんには顔のほか、体にも複数のあざがあり、警視庁は1日にも司法解剖を実施し、死因を調べる。