東京都の18歳以下給付金、1億2141万円を重複支給…マイナンバーカードに対応できず

東京都は2日、18歳以下の都民に月5000円を支給する「 018 サポート」事業で、1694人に計1億2141万円を重複支給していたと発表した。対象者には返還してもらったり、次回支給分と相殺したりするという。
018サポートは一度申請すれば次年度以降は申請不要だが、都によると、昨年度申請した人が今年度も誤って申請したことで、システムがそれぞれ別人の申請と判断した。また今年度初めて申請した人でも、オンラインと郵送の両方のやり方で申請した人がいて、別人の申請とみなされた。
いずれのケースも、申請にマイナンバーカードが使われていた。システムには重複申請を検知する仕組みがあるが、マイナンバーカードに対応できていなかったという。マイナンバーカードによる申請は、今年度初めて導入された。
8月下旬、都に「過大に支給されている」と連絡があり、重複支給が発覚した。都は「ご迷惑をおかけしたことに深くおわびする。審査方法を点検し、再発防止に努める」としている。

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