虚偽内容の110番を繰り返しかけ、警察官の業務を妨害したとして大阪府警は4日、偽計業務妨害の疑いで、大阪市住吉区長居西の無職、藤田俊(とし)容疑者(24)を逮捕した。藤田容疑者は「生活や仕事でいらいらしてやった」と供述し、容疑を認めている。
逮捕容疑は今年7月、自身のスマホの緊急通報機能を使い、無言電話や、具体的な場所を伝え「救急車を呼んでください」といったの110番を65回かけ、府警大淀署や住吉署の署員延べ77人を計24回、出動させたとしている。
府警によると、藤田容疑者は女性の自動音声を使って通報。昨年12月から他に85回、無言電話の110番をかけたとみられ、詳しい経緯を調べている。