大雨の輪島「流木でひどい状態」 複数の不明者情報、被災者らも避難進める

線状降水帯が発生して大雨となり、複数の行方不明者情報がある石川県輪島市。同市西部の山間部にある門前町浦上地区でも浸水被害が発生しており、浦上公民館長の喜田充さん(75)は「流木でひどい状態になっている」と話した。
喜田さんによると、喜田さんの自宅や公民館の周辺はすでに浸水。能登半島地震の被災者が暮らす近くの仮設住宅では、安全な場所へ避難する準備を進めているという。
また、輪島市中心部に近い「谷川醸造」の社長、谷川貴昭さん(47)は「昨日の夜から激しい雨が降っていた。職場近くにある川の水位が見たこともないくらい上がっている」と語った。
21日午前に所用で市役所付近に向かったところ、「川からは茶色い水があふれ、周辺は水浸しになっていた。橋には流木が引っかかっていた」と不安そうに話した。

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