パワハラなどの疑惑で兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦知事(46)は26日、再選を目指して出直し知事選への立候補を表明した記者会見で、「県議会の解散というのは最初からなかった。今回の問題は私のこれまでの対応への問題視というところがあり、自ら信を問うのが大事だと思っている」と述べた。
「県議会選挙を4月の統一選に合うようにしてきたが、今回の件で(解散して)ずらすことになっては、議員の皆さんの努力を無駄にしてしまう可能性も高い」と理由を説明した。
出直し選への再出馬を決めたのは昨日25日の朝だったとしたうえで、「囲み取材を終えた後、高校生が私のところに来て手紙をくれた。お叱りの手紙かと思ったが、部屋に帰って読むと、『批判はあるが、負けないで未来のために頑張ってほしい。やめないで』と書かれていた。こんな自分でも期待してくれる人がいると受け取った」と、目を赤くして語った。