兵庫県議会では9月19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議が、議員86人の全会一致で可決。これにより、斎藤知事は29日までに議会を解散しなければ自動的に失職となりますが、それまでに自ら辞職する選択もあり、決断が注目されています。 25日の段階で斎藤知事は、「完全に固まるには至っていない。最終的な判断の段階まできていますけども、これは重い決断ですから、最後の自分の中の覚悟というものを、最後固めるところが大事という段階です」と話していました。 そんな中で兵庫県は、斎藤知事が26日午後3時から県庁で記者会見することを発表しました。進退について何らか決断を表明するとみられます。 関係者によりますと、斎藤知事は「失職して、出直し知事選挙に臨む」意向を示しているということです。◆相次ぐテレビ出演で知事は… 不信任決議のあと、斎藤知事が相次いでテレビ番組に出演していることについて、本人は「これまで会見などで伝えきれなかった思いを話すため」などと説明しています。 テレビ出演では、これまでの実績などを強調する場面も目立っていて、こうした動きに県議からは「自分の実績や判断を間違っていないと正当化して汚名返上したいのではないか」「知事選に向けたアピールとしか思えない」などと言った声も上がっていました。 9月26日午後、斎藤知事が自らの口でどのような説明をするのか、全国的に注目が集まっています。