台風16号 間接的な影響で関東などで強雨の可能性

9月26日(木)6時現在、台風16号(シマロン)は日本の南の海上を西に進んでいます。段々と北寄りに進路を変えて明日には熱帯低気圧に変わる予想です。間接的な影響で、関東などは雨の強まる可能性があります。▼熱帯低気圧 9月26日(木)6時 中心位置 日本の南 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 西 ゆっくり 中心気圧 1002 hPa 最大風速 18 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 25 m/s
湿った空気が流入し関東付近で雨雲発達
台風周辺の海面水温は高いものの、周辺の環境はそれほど発達には適しておらず、明日27日(金)には再び熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧に変わるものの、本州の沖合の前線に向かって湿った空気を送り込んで雨雲を発達させます。27日(金)は関東から静岡の沿岸部や伊豆諸島で雨が強まる見込みです。活発な雨雲が通過すると、1時間に30mm以上の激しい雨の降るおそれもあります。雨の強まるタイミングや範囲の予測は、現時点で不確実性が大きくなっていて、東京都心を含む関東平野でも雨が強まる可能性もあります。最新の情報をご確認ください。
9月は台風の接近が多い時期
平年の台風発生数
台風の発生は19日(木)に発生した台風15号以来で、今月に入ってから6つめです。台風発生数の平年値を見ると、9月は平均5.0個で8月に次いで台風の発生が多い時期です。一方、台風の接近数の平年値は3.3個と8月と同値、台風の上陸数の平年値は1.0個と9月が年間トップです。本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風16号の名前「シマロン(Cimaron)」はフィリピンが提案した名称で、野生の牛または野生した家畜という意味からとられています。

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