9党首の遊説距離は合計地球1周半、トップは石破首相の1万1015km…読売新聞集計

与野党9党首は12日間の選挙戦で、有権者の支持を求めて全国を駆け巡った。9人の遊説距離を読売新聞社が独自に集計したところ、計6万8921キロ・メートルに及び、地球1周半(1周約4万キロ・メートル)を超えた。
石破首相(自民党総裁)は1万1015キロ・メートルで、9党首の中でトップだった。公務を挟みながら、激戦区を中心に北海道から鹿児島まで23都道府県を訪ね、目標の与党過半数(233議席)に向けて声をからした。
立憲民主党の野田代表は8931キロ・メートルだった。自民派閥の政治資金問題で党公認を得られなかった前議員らの選挙区で「政治とカネ」批判を展開した。
日本維新の会の馬場代表は、序盤は関東圏に集中し、中盤から西日本に足を延ばしたが、9党首の中で最も短い4682キロ・メートルだった。
公明党の石井代表は5776キロ・メートル。接戦が伝えられる自身の選挙区に張り付いている時間も多く、過去の衆院選で1万キロ・メートル前後だった山口那津男・前代表に比べて伸びなかった。
共産党の田村委員長は9党首の中で唯一、北海道と沖縄の両方を訪れ、移動距離は2位の1万797キロ・メートルだった。国民民主党の玉木代表は1万152キロ・メートルで、比例票の掘り起こしを狙い、横浜、博多などのターミナル駅の前にそれぞれ複数回立った。
れいわ新選組の山本代表は5409キロ・メートル、社民党の福島党首は5551キロ・メートル、参政党の神谷代表は6608キロ・メートルだった。

遊説距離は、各党の公表を基に遊説場所を直線で結んで算出した。同一市町村内や東京23区内など近距離の移動は加算しなかった。

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