韓国で出された「非常戒厳」の余波が広がっています。 12月8日から韓国の友好都市の知事らが岡山県を訪れ、伊原木知事と会談する予定でしたが、5日、中止が決まりました。
3日夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」はわずか6時間で撤回されましたが、韓国では全ての閣僚が辞意を表明するなど混乱が広がっています。
岡山県と友好交流協定を結んで15年になるのを記念し、韓国・慶尚南道(キョンサンナムド)の訪問団が12月8日から岡山県を訪れ、9日に朴完洙(パク・ワンス)知事と伊原木隆太知事の会談を予定していました。
県によると、慶尚南道側から「訪問できなくなった」と連絡があり、5日に会談などのキャンセルが決まりました。
岡山県は慶尚南道と2009年に友好交流協定を結び、2013年には当時の知事が伊原木知事のもとを訪れていました。
2025年1月中旬には伊原木知事が岡山県知事としては15年ぶりに慶尚南道を訪問予定ですが、状況を見ながら引き続き調整するとしています。
また、玉野市と姉妹都市縁組を結んでいる慶尚南道にある統營市(トンヨンシ)の市長らの12月9日の玉野市への訪問も中止となりました。
玉野市の担当者は「両市の市長の会談は2010年以来の開催予定だったので今回の中止は残念だ」などとコメントしています。