美智子さま 大腿骨の骨折からわずか1か月半で、自らの足で歩行する驚異の快復 新年一般参賀では愛子さまが“介助役”を担われる可能性

あわや寝たきり、という大けがからわずか1か月半で、快方に向かう様子が見て取れる美智子さま。着実に自分の足で歩を進められる姿の裏側には血のにじむような労力がある。そんな美智子さまが今も昔も足元に込められている揺るぎない矜持とは──。
10月6日に御所内で転倒され、右大腿骨を骨折された美智子さま。現在はご自宅で朝夕2回のリハビリに励まれているが、早くもその成果を見せている。11月15日に薨去された三笠宮妃百合子さまを弔問されるため、翌16日に三笠宮邸を訪問された美智子さまは、車から降りられると、右手を上皇さまの腕に添え、左手で杖をつきながらではあるが、自らの足で歩かれた。しかも足元はヒール付きの靴を着用されていた。
常に完璧を目指される美智子さまの姿勢は、11月27日午後に予定されていた東京都文京区の豊島岡墓地への拝礼を急きょ取りやめられたことからもうかがえる。
「美智子さまのけがの快復を待って、後日拝礼されるといいます。墓参となれば、おひとりで歩き、所作を行う必要があるので、美智子さまがまだ自分には難しいと判断されたのかもしれません。
2016年に行われた三笠宮さまの葬儀に、常陸宮さまと百合子さまは車椅子で参列されましたから、美智子さまにも車椅子という選択がなかったわけではない。それでも美智子さまが延期を決断されたのは、おひとりで拝礼ができるようになるまで快復するという覚悟、そして自らの車椅子姿を国民に見せたくないという矜持ゆえでしょう」(皇室記者)
ベランダに5回ものお出まし
美智子さまは、若い頃からテニスやスキーなどさまざまなスポーツに励まれてこられ、上皇后となり公務の第一線を退かれてからも、散歩を日課にされるなど健康維持に取り組まれてきた。皇后時代に取り入れられたある習慣も、美智子さまを支えているのだという。
「筋力トレーニングとストレッチを合わせた『ピラティス』です。筋力増強や体力維持のために始められたそうで、週に2回ほど御所内にインストラクターを招かれて、指導を受けていたとか。『こう動くとここの筋肉を鍛えることができます』と言葉でも丁寧な説明を受けられながら、熱心に体を動かされていたといいます」(医療関係者)
ピラティスとは第一次世界大戦中に、ドイツ人の元従軍看護師であるピラティス氏が、健康的な体づくりのために考案した身体調整法が起源で、その特徴は、ゆっくりとした呼吸とともに体の深部の筋肉を鍛えるところにある。
「激しい動きはありませんが、その分、じっくりと体に向き合うことができ、慢性的な痛みの改善やリハビリにも用いられてきました。強度はさまざまなので、高齢者でも、体をよりよく変えることができます。長年、頸椎症性神経根症による首や肩の痛み、筋力低下などに悩まれてきた美智子さまには効果的なのではないでしょうか」(前出・医療関係者)
つらくなると、楽な道を選びたくなるものだが、美智子さまは違う、と放送作家のつげのり子さんは語る。
「美智子さまは、常にご自身を律してこられた方です。周囲の意見に耳を傾け、吸収し、実践される姿勢は年齢を重ねられてもなお健在です。けがからの復活どころか、さらに進化を遂げられるかもしれません」
諦めない姿勢を貫く美智子さまを支えるのは、愛子さまだ。
「当面の目標とされる新年一般参賀では5回にわたってベランダにお出ましされます。快復の途上にいる美智子さまが、すべておひとりで行うのは難しいと予想されるので、『介助役』が隣につくとみられます。女官や皇宮警察が足元を気遣うためだけにベランダに出てくるとは考えにくい。そのため、愛子さまが上皇ご夫妻の隣に並ばれ、その大役を担われるのではないか、という声があるのです。
折しも百合子さまの葬儀では皇位継承権を持つ悠仁さまが、愛子さまと佳子さまの後ろに並ばれたことが話題になりました。まず内廷皇族の代表として愛子さまが並ばれ、秋篠宮家の佳子さまと悠仁さまについてはまだ悠仁さまが成年式を終えていないため、『年齢順』に落ち着いたのでしょう。時と場合に応じて、柔軟に並び順が変化することが明らかとなりました。
一般参賀では、国民からは皇族方の腰より上の姿しか見えませんが、愛子さまと並ばれた美智子さまが、執念のヒール姿で臨まれる可能性は充分にあるのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
孫が祖母を支える、感涙のシーンが見られるだろう。
※女性セブン2024年12月19日号

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする