石破首相と米国のバイデン大統領、フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は13日午前、オンラインでテレビ会談を行い、日米比3か国による海洋安全保障や経済安全保障の協力を今後も推進していく方針で一致した。
3か国の首脳会談はバイデン政権が新たに始めた枠組みで、20日のトランプ政権発足を前に改めて多国間連携の重要性を確認した形だ。
首相は会談後、首相公邸で記者団の取材に応じ、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画にバイデン氏が禁止命令を出したことについて、会談の場で直接懸念を伝えたことを明らかにした。「日本のみならず米国の経済界からも強い懸念の声が上がっていることを伝え、払拭を強く求めると発言した」と説明した。