29日、北海道せたな町で、4人が乗った漁船が行方不明になっていて、海上保安庁が捜索を続けています。
行方が分からなくなっているのは、ひやま漁協瀬棚支所所属の漁船「第28八重丸(やえまる)」です。
29日午後1時半ごろ、乗組員の家族から「連絡が取れず遭難したかもしれない」と海保に通報がありました。
船には2組の親子計4人が乗船、ヒラメ漁へ
函館海上保安部によりますと、「第28八重丸」は、29日午前7時半ごろにせたな町鵜泊漁港を出港しました。
「第28八重丸」には、船の所有者の澤谷克宏さん(84)、宏一さん(48)親子と、克宏さんの弟で澤谷勝利さん(82)、大史さん(48)親子の計4人が乗っていて、ヒラメを取るために、海底に仕掛けた網を引き揚げる作業を行っていたとみられています。
海保によりますと、乗組員の家族は「通常であれば、自宅の窓から沖合の船が見え、朝も見えていたが、雪で視界がさえぎられ、その吹雪がやんだら、船が見えなくなっていた。心配して通報した」という趣旨の話をしていたということです。
漁港付近には、「第28八重丸」のものと確認できる木片が漂着
海保によりますと、漁港付近には木片が複数漂着していて、中には「第28八重丸」のものと確認できる表記があったということです。
また、これまでの捜索で、漁港付近の海岸から、ペール缶、木箱、ライフジャケットなども見つかっているということです。
海上保安庁は、「第28八重丸」が転覆した可能性が高いとみて、巡視船2隻で夜通し捜索を続けることにしています。
海保によりますと、当時、天気はくもり、気温3℃、北西の風20メートル、視程10メートル、波は北西2メートル、うねりは東1メートルだったということです。