97年前の開業時から運行の「デハ101」、1時間半燃える…車体のさび取り作業中

20日午後11時35分頃、上毛電鉄から「車両工場内の電車の屋根が燃えている」と119番があった。同社などによると、前橋市茂木町の大胡駅に併設されている大胡電車庫内にあった車両の屋根から煙が出ているのが確認されたが、約1時間半後に消し止められた。けが人はいなかった。
燃えた車両は「デハ101」で、1928年の開業時から運行している。同社によると、20日は日中に塗装修繕のため車体のさび取り作業を行っていたという。群馬県警前橋東署が出火原因を調べている。
大胡電車庫も開業時から整備工場などとして使われており、2007年には国登録有形文化財となった。車庫に被害はなく、デハ101も4月のイベントに向けて修繕するという。橋本隆社長は「近隣住民に迷惑をかけた。貴重な財産のデハ101を、大事に修理しながら使用していく」と話した。

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