教頭に「恥かかせんじゃねえ」「アホかっつうんだよ」…市が慰謝料500万円支払い

パワーハラスメント行為があったとして、さいたま市教育委員会は27日、同市西区の市立中学校の男性校長(60)を減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。
発表によると、校長は別の同市立中学校校長を務めていた2022年4~5月、当時の男性教頭(52)に対し、「俺に恥かかせんじゃねえ」「アホかっつうんだよ」などと言ったり、校長室に呼びつけて長時間叱責したりした。
市教委は「パワハラ認定には至らない」としていたが、昨年10月、さいたま地裁がパワハラを認定し、市に慰謝料の支払いを命じた。これを受け、市教委は校長への懲戒処分を再検討していた。
市教委によると、市は昨年12月、元教頭に慰謝料約500万円を支払った。うち約250万円は校長が負担したという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする