三重県鈴鹿市の社会福祉法人の役員人事をめぐり、2000万円の賄賂を受け取った罪に問われている元理事長の裁判が始まり、元理事長は起訴内容を否認しました。 起訴状などによりますとネッツトヨタ神戸の元会長、四宮慶太郎被告(58)は2022年、当時理事長を務めていた鈴鹿市の社会福祉法人「かがやき福祉会」の役員を指定された人物に変更する見返りに、2000万円の賄賂を受け取った社会福祉法違反の罪に問われています。
27日の裁判で四宮被告は「2000万円の支払いを受けたことは事実だが、役員変更の依頼を受けた認識はない」と起訴内容を否認。 弁護側は無罪を主張しました。 検察側は「金銭と引き換えに、当時の役員を辞任させる契約書を取り交わした」などと指摘しました。