林官房長官は30日午前の記者会見で、元タレントの中居正広さんの女性トラブルを巡るフジテレビの対応に批判が相次いでいる現状を踏まえ、同社が関係する政府の広告4件をとりやめたと発表した。
内訳は内閣府2件、厚生労働省と国税庁が各1件で、テレビCMや動画広告などだった。同社の番組製作への協力やタイアップも計4件(内閣府1件、総務省消防庁1件、海上保安庁2件)あり、消防庁が見直しを決めたほか、残りは対応を検討中だとしている。
林氏は「フジテレビを巡る現下の状況などを踏まえた」と理由を説明するとともに、当面、政府として同社への広告出稿を見合わせる方針も表明した。