24時間で50cm以上の積雪増加 午後も雪が強く更に増えるおそれ

今日30日(木)も強い寒気の影響で、日本海側を中心に雪の強まっている所があります。新潟県から福島県の山沿いでは24時間で積雪が50cm以上増加し、午後にかけてもさらに降り続く見込みです。
積雪が大幅に増加
日本付近は冬型の気圧配置が続いていて、東北の上空5500m付近には-36℃以下の大雪をもたらすような強い寒気が流れ込んでいます。
特に日本海で北寄りの風と西寄りの風がぶつかることで形成される、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の活発な雪雲が流れ込んでいる北陸から東北南部の山沿いで積雪が急増。10時の積雪は新潟県魚沼市・守門で昨日より57cm多い215cm、福島県金山町は65cm多い142cmと、50cm以上積雪が増加しました。
10時30分の時点で福島県会津地方には大雪警報が発表中です。
今後24時間でさらに50cm以上の大雪に
これから午後にかけても活発な雪雲が北陸から東北南部にかかり続ける予想となっています。午後は雲の帯が若干南下するとみられ、関東甲信の北部山沿いや北陸西部の山沿いでも雪が強まる見通しです。
局地的には1時間に5~10cmの強い雪が降り、24時間の積雪増加量は山沿いを中心に30cm以上、多い所ではさらに50cm以上に達します。
また、北日本から北陸では瞬間的に20m/s以上の強風が吹き、吹雪となって視界不良となる所がある見込みです。路面状況の悪化や吹雪による交通障害や、短期間で積雪が急増したことによる雪崩、屋根からの落雪などのおそれがありますので、警戒が必要です。

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