21日夕、大阪市中央区北久宝寺町の路上で「ナイフが落ちてきた」と通行人の女性から110番があった。けが人はいなかったが、大阪府警東署は、付近のマンションから何者かが故意に包丁を落下させた可能性もあるとみて、殺人未遂容疑も視野に捜査を進めている。
同署によると、21日午後6時25分ごろ、通行人の女性が付近を歩いていたところ、前から「カチャン」という音が聞こえたため、近づいてみると、15メートルほど先の路上で包丁1本を見つけた。包丁は全長29センチ、刃渡り16センチで、柄の一部が折れていた。落下の衝撃による破損とみられる。
包丁は付近のマンションから落下したとみられ、同署が周辺住民への聞き込みや防犯カメラ映像の分析を進め、詳しい経緯を調べている。
現場は大阪メトロ堺筋本町駅の南東約300メートルの住宅街。