万博リハーサルに応募35万人、定員の9倍で「無料とはいえ想像以上の応募数」

大阪・関西万博の開幕前に人工島・夢洲(大阪市此花区)の会場を使って実施するリハーサル「テストラン」の参加者募集に、定員4万人の9倍近い約35万人が応募したことがわかった。大阪府と大阪市が抽選で選び、近く当落の結果を通知する。
テストランは、運営上の問題点を洗い出すため、4月4~6日に一部のパビリオンや飲食店などを稼働させて実施。うち2日間は実際に一般参加者を入れる。府市は1月31日~2月28日にかけ、万博のPRを兼ねて、オンラインで府民を対象に無料で参加者を募っていた。
万博の入場券は、1400万枚の前売り目標に対して約796万枚(2月26日時点)と低迷。府市が昨年12月に実施した意向調査でも「行きたい」と答えた人は34.9%にとどまる。
機運醸成が課題となっているだけに、府幹部は「無料とはいえ、想像以上の応募数だ」と驚いている。

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