大阪府八尾市でコンクリート詰めの女の子の遺体が見つかった事件で、警察が死体遺棄の疑いで新たに男の交際相手の女を逮捕しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、大阪市平野区に住む無職・柴田朱里容疑者(36)です。
警察によりますと、柴田容疑者は去年11月に大阪府八尾市内の集合住宅に遺体を遺棄した疑いがもたれています。
▼交際相手の男は既に逮捕 女は「男の仕事道具が入っていると‥」
事件をめぐっては、去年11月ごろに衣装ケースにコンクリート詰めにした遺体を八尾市の住宅に遺棄した死体遺棄の疑いで大阪市平野区の無職・飯森憲幸容疑者(41)がすでに逮捕されています。
柴田容疑者は飯森容疑者と交際関係だということです。
また、柴田容疑者は警察に対して、遺体が入っていた衣装ケースについて、「台車に乗せて運んだ」という趣旨の話をしていたということです。
警察の調べに対して、柴田容疑者は「遺体が入っているとは知りませんでした。飯森容疑者の父親の仕事道具が入っていると思っていただけ」と容疑を否認しているということです。
▼遺体は6~7歳ぐらいの女の子とみられる
司法解剖の結果、遺体は身長約110センチの6歳から7歳の女の子で、2007年ごろに死亡したとみられています。
▼男「姉の子どもを預かっていた」「十数年前にしつけでたたき、朝起きたら冷たくなっていた」
これまでの調べで飯森容疑者は遺体について飯森容疑者は「姉の子どもを預かっていた。7歳くらいの女の子で、十数年前にコンクリート詰めにした」と供述。また、この女の子を殴ったなどとも話しているということです。
逮捕前の調べで「姉が家に帰らなくなって面倒を見きれなくなり、母親と住んでいた自分が預かった」という趣旨の話をしていたということです。
また、飯森容疑者は任意の調べで、「十数年前にしつけでたたき、朝起きたら冷たくなっていた。父親に相談したらコンクリート詰めを提案され2人で実行した」とも話していたということです。