「首相が大阪に入れば、維新を切る意思表示になる」とけん制…自民府連は応援演説を要請

自民党と日本維新の会が、大阪府内の衆院選小選挙区を巡り、神経をとがらせている。自民府連は高市首相(党総裁)に応援演説を要請しているが、大阪を本拠地とする維新は、高い内閣支持率を維持する首相の大阪入りを強く警戒し、自粛を求めている。
前回2024年の衆院選で、自民は大阪府内で候補を擁立した15選挙区で維新に全敗を喫した。今回は、前回選で公明党が擁立した4選挙区を含む全19選挙区で候補(推薦1人を含む)を立て、維新と対決する。自民府連は、首相の早期の大阪入りを党本部に求めてきたが、公示から9日目を迎えた4日現在も実現していない。
維新幹部は首相側に、首相の大阪入りは容認できないとの考えを伝えている。維新と自民の候補が接戦を繰り広げている選挙区も多く、維新内では「大阪でも高市人気に押され気味だ」(中堅)と危機感が強い。府内の維新候補の一人は「首相が大阪に入れば、維新を切る意思表示になる」とけん制する。
自民党本部では、慎重に対応を検討しており、2日夜に首相と党幹部が終盤の選挙戦略を協議した際、首相の大阪入りの是非も話題になったという。
4日には、自民の麻生副総裁が大阪府内の3選挙区を回り、「明るい高市政権を維持し続けたい」などと訴えた。その後の奈良市での演説では、維新を「国民新党」と2度言い間違える場面もあった。麻生氏はかねて国民民主党との連携を志向しているとされる。

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