沖縄の高校入試日に100デシベルの米軍機騒音 嘉手納基地と普天間飛行場周辺で

【中部】県立高校の一般入試があった4、5両日、嘉手納基地と普天間飛行場周辺で100デシベル前後の米軍機騒音が発生した。
嘉手納町によると5日午前11時15分、ロータリープラザ局で「聴覚機能に障がいを与える」相当の101.1デシベルを測定。同時間帯に嘉手納局で「会話がほとんど不可能」とされる95.7デシベル、96.3デシベルの騒音が相次いで記録された。
嘉手納ではいずれもF35Aステルス戦闘機による離陸や飛行があった。4日午後2時3分には、ロータリープラザ局で78デシベルの騒音が発生した。
宜野湾市によると普天間周辺では4日午前11時56分、上大謝名局で90デシベルを測定。5日は試験開始前の午前9時23分、同局で100.6デシベルの騒音もあった。
県教育庁は、高校入試などの際は米側に飛行を自粛するよう沖縄防衛局に要請したが、ほごにされた形だ。(中部報道部・砂川孫優)

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