「商品券は会食のお土産代わりに」、他の会合でも「渡したことはある」…石破首相の発言要旨

石破首相(自民党総裁)は13日深夜、当選1回の自民党衆院議員に10万円分の商品券を配布していた問題を巡り、首相公邸で記者団に「会食のお土産代わりにご家族へのねぎらいなどの観点からポケットマネーで用意をした。政治活動に関する寄付でもなく、政治資金規正法上の問題はない」と釈明した。

石破首相の発言の要旨は以下の通り。
3月3日に自民党所属の当選1回の衆院議員15人と会食したが、それに先立ち、出席議員の事務所に商品券を届けた。会食のお土産代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身の私費、ポケットマネーで用意をした。法律に抵触をするものではない。政治活動に関する寄付でもない。政治資金規正法上の問題はない。
私の選挙区に住んでいる人もいないので、公職選挙法に抵触するものではない。法的には問題がないと認識しているところだが、色々とご心配をかけ、色んな思いを持たせているということについては、大変申し訳ないことだと思っている。
――他の会合でも配ったことはあるか。
個々の会合、一つ一つについて詳しく記憶していないが、公職選挙法、政治資金規正法上、何ら問題はないので、ありがとうという趣旨で渡したことはある。
――今回の配布は首相が指示したのか。
そうだ。
――国民が物価高で苦しんでいる中、理解を得られるか。
選挙あるいはその前の活動で、苦労してきた方々に対する慰労の意味があった。国民の思いに反することがあったならば、申し訳ないことだ。
――自民党総裁としての会食が政治活動ではないということに理解は得られるか。
初当選のときには言うに言われない苦労があったと思う。厳しい選挙を戦った方に、ご苦労さまということが政治活動に当たると私は思っていない。政治活動というものとは次元の異なるものだと思っているし、そういう意図も全くない。

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