関東で10年ぶり、春一番吹かず…近畿や東海など5地方で観測されず

気象庁は21日、関東地方では今年の「春一番」が観測されなかったと明らかにした。関東で春一番が吹かなかったのは2015年以来、10年ぶり。近畿や東海など5地方でも観測されず、今年観測されたのは北陸と九州南部・奄美のみだった。
春一番は立春から春分までの間に初めて吹く暖かい南風のことで、関東の場合、日本海上の低気圧に向かって、南寄りの強風(風速8メートル以上)が吹くのが目安となる。
今年は2月3日の立春から3月20日の春分までの間、冬型の気圧配置となる日が長く続いたほか、低気圧が日本の南側を通過することが多く、目安に届く南風が観測されなかった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする