楽天モバイル不正契約、無職17歳は「主席」…中高生2人は「政治局委員」の役職

携帯大手「楽天モバイル」のシステムに不正接続し、通信回線を契約した容疑で逮捕された無職少年(17)ら3人は、インターネット上で中傷や挑発的な投稿などの「荒らし行為」を繰り返すグループのメンバーだった。
グループのサイトでは、犯罪の手口なども紹介されており、警視庁幹部は、「中傷のほか、ウェブページの改ざんや企業への脅迫などを行うサイバー犯罪グループだ」と指摘する。
組織のトップは無職少年で、中国を建国した毛沢東をまね、グループ内で「主席」と名乗っていた。メンバーは未成年者らで、オンラインゲームの利用者に人気の通信サービス「ディスコード」で交流していた。
書類送検された横浜市の中高生2人は、内部で「政治局委員」という役職を与えられていた。だが、少年とはSNSだけのつながりで会ったことはなく、名前も知らなかったという。
少年は事件の動機について、「通信回線を売却してグループの活動資金を稼ぐためだった」と供述している。横浜市の中高生2人は報酬を得ておらず、「(組織の)肩書がもらえてうれしかった」「プログラミングの技術を認めてもらうため、指示に従った」と話しているという。

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