今治の山林火災さらに拡大、市全域が停電の可能性…一時火の勢い収まった岡山も焼損面積拡大

愛媛県今治市長沢と岡山市南区飽浦の山林火災は、発生から3日目となる25日も延焼が続いた。
今治市の焼損面積は少なくとも約214ヘクタールに達し、さらに拡大している。民家や倉庫などに燃え移り、9棟が全焼した。午後8時時点で、隣接する西条市と合わせて計3765世帯7342人に避難指示が出され、230世帯328人が避難している。
四国電力送配電によると、25日午後、一時的に計1万6000世帯が停電した。同社は延焼が続いて送電線が損傷した場合、今治市のほぼ全域にあたる計7万6000世帯で停電になる可能性があると発表した。
いったん火勢が収まっていた岡山市では、風の影響で焼損面積が約60ヘクタール広がり、311ヘクタール(午後1時現在)になった。岡山市と、隣接する玉野市で計1091世帯2133人に避難指示が出た。

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