アメリカ・トランプ政権との関税交渉の担当に決まった赤沢経済再生担当大臣は8日、「最優先かつ全力で取り組む」と意欲を示しました。
立憲民主党 木戸口英司参院議員 「今回の米国の関税措置が世界の経済秩序に与える影響をどのように受け止めているのか、見解を伺います。また、我が国としての米国政府への対応、今後の対処方針についても、現状の中でお伺いをさせていただきます」
赤沢亮正経済再生担当大臣 「米国政府による広範な貿易制限措置は、日米両国の経済関係ひいては、世界経済や多角的貿易体制全体等に大きな影響を及ぼしかねないと思っております。総理はとにかくこの国難ともいうべき状況を乗り越えるために、しっかり取り組んでいくということをおっしゃっていますので、私も最優先かつ全力で取り組んでまいりたいと思っております」
トランプ大統領の関税措置をめぐり、日本側の交渉担当に指名された赤沢経済再生担当大臣は「米国政府が今般の相互関税措置を発表したことは極めて遺憾だ」と話したうえで、関税措置への対応に「最優先かつ全力で取り組む」と意欲を示しました。
また、トランプ大統領の関税措置の影響については「対米輸出を通じた直接的な影響に加え、世界経済の下押しを通じた間接的な影響もありうる」と指摘し、「経済物価動向に応じて、引き続き機動的な政策対応を行うなど、経済財政運営に万全を期してまいりたい」としています。