万博限定グッズのネット転売相次ぐ…ミャクミャクコラボ「たまごっち」価格5倍以上で出品のケースも

大阪・関西万博の会場内にある公式ストアで購入された商品がインターネット上で転売されている。通常の5倍以上の価格で出品されているケースもあり、店舗側は1人あたりの販売点数の制限といった対策に乗り出した。(大井雅之)
18日午前、「メルカリ」や「Yahoo!オークション」、「楽天ラクマ」のサイトやアプリでは、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみなどと交通系ICカード「ICOCA」をセットにしたグッズや、ミャクミャクとコラボした携帯玩具「たまごっち」などが出品されていた。「会場限定」などとPRしている。
たまごっちは通常、1個5500円で販売されているが、5倍以上の2万9999円に設定されているものもあった。
万博の公式ライセンス商品を管理する「2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス」によると、会場内には公式グッズを販売する店舗が四つあり、それぞれ会場限定の商品約2000~2600点を販売。同オフィスは、転売を控えるようホームページで呼びかけている。
JR西日本グループの店舗では、転売対策として14日から、ICOCAカード付きのグッズの販売を1人あたり各種「5点まで」から「2点まで」に変更。さらにカード付きグッズ販売の専用エリアを設けた上で、スタッフが来店客の購入する個数をチェックしている。
丸善ジュンク堂書店などが運営する店舗は15日以降、ミャクミャクとコラボしたたまごっちを1人1日1点限定としている。店長の東謙児さん(39)は「楽しみにしている人にグッズが行き渡るよう、臨機応変な対応をしたい」と話した。

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