さいたま市桜区のマンションで住人の女子高校生が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された谷内寛幸容疑者(24)が事件当日、住んでいる寮を出て現場に着くまでの間、店などに立ち寄った形跡がないことが埼玉県警への取材でわかった。県警は凶器の包丁を事前に準備し、自室から持って行ったとみている。
谷内容疑者は、14日夜にマンション入り口で女子高校生を切りつけるなどして殺害したとして、逮捕された。現場からは、血がついた包丁1本が見つかった。
県警が現場から半径1キロ圏内の防犯カメラ映像を解析した結果、谷内容疑者は同日午後6時台に寮を出た後、店や施設に立ち寄ることなく、1時間半ほど周囲を徘徊していたという。財布やスマートフォンは持っておらず、寮の部屋から見つかった。