国の重要文化財に指定されている新潟市中央区の萬代橋などに落書きをしたとして、19歳の男2人が再逮捕されました。 2人は萬代橋にほど近い古町地区で建物に落書きをしたとして、4日に逮捕されていて、一連の犯行についておおむね容疑を認めているということです。
文化財保護法違反と器物損壊の疑いで再逮捕されたのは、いずれも相模原市中央区に住む無職の男(19)と専門学校生の男(19)です。
警察によりますと、2人は共謀の上、3月20日ごろから24日ごろまでの間に、萬代橋右岸の下流側にある橋詰広場の壁などに赤色と白色の塗料で落書きをした「器物損壊の疑い」と、その広場から約25m離れた国の重要文化財である萬代橋の下流側欄干に白色の塗料で落書きをした「文化財保護法違反の疑い」が持たれています。
警察の調べに対し、2人は容疑をおおむね認めているということです。
2人は、古町地区の建物に落書きをした「建造物損壊の疑い」で4日に逮捕されていました。当初、無職の男は建造物損壊の疑いについて「落書きはしていない」と容疑を否認していましたが、その後に2人とも一連の犯行についておおむね容疑を認めたということです。
2人は友人で、捜査関係者によりますと当時、運転免許証を取るための合宿で新潟市を訪れていました。
警察は、市内で相次いだ他の落書きへの関与についても調べています。