自民党派閥裏金事件を巡り、旧安倍派幹部の下村博文元文部科学相は14日、野党が求める衆院予算委員会への参考人招致に関し、議決があれば出席する意向をX(旧ツイッター)で示した。立憲民主党幹部は、来週中にも参考人質疑が実施されるとの見通しを示した。派閥会計責任者との証言の食い違いが指摘される中、実態解明につながるかどうかが焦点になる。
下村氏は旧安倍派で会長代理を務め、昨年の衆院選で落選した。Xに「ぜひ出席し、政治不信を招いた一人として国民の皆さまにおわびと、私の認識している事実を正直に、誠実に申し述べたい」と投稿した。
与野党は16日にも予算委で招致を議決する見通しだ。