立憲民主党の水野素子参院議員(神奈川選挙区)が今夏の参院選に同選挙区(改選定数4)から立候補しない意向を固めたことを巡り、同党の青柳陽一郎県連代表(衆院神奈川6区)は18日、横浜市中区で開かれた会合で「お騒がせしていることに県連代表として申し訳なく思っている。おわび申し上げたい」と述べた。
水野氏は週刊文春に元秘書らへのパワーハラスメント疑惑を報じられた。青柳氏は「水野氏は『党に迷惑をかけられない』として公認を辞退する方向だ」と説明。水野氏が近く会見を開き、不出馬を正式に表明するとの見通しを示した。
立民は1月、党本部が主導して水野氏と牧山弘恵参院議員(同選挙区)の現職2人に公認内定していた。水野氏の不出馬について青柳氏は「県連としても一つの不祥事を乗り越えて、牧山氏の上位当選に向けて結束して戦いたい」と述べた。
青柳氏はこの日、県連が開いた勉強会に出席。水野氏も登壇予定だったが姿を現さなかった。