陸上自衛隊第六師団(山形県東根市)によると、28日午後7時25分ごろ、山形県酒田市上空で夜間航法訓練中の多目的ヘリUH-1Jが地上からレーザー照射を受けた。
レーザー光は緑色で、同市新堀豊森付近から5秒ほど発射されたとみられるが、どのような場所から発射されたかは不明という。当時機内には機長、副操縦士、訓練責任者の3人が乗っていたが、機体も含めて被害は確認されていない。
UH-1Jは同日午後7時から9時の間、第六航空隊がある山形空港から離陸。東根市-酒田市-寒河江市-米沢市の上空を飛行して山形空港に戻る予定だった。レーザー照射を受けた後も訓練は予定通り行われた。第六師団では警察にも通報したが、「航空機の安全はもとより、乗員や国民の生命を脅かす非常に危険な行為であり、深刻に受け止めている」と話している。