3日未明、福岡県柳川市で下水道工事をしていた50代の男性作業員が深さ8メートルあまりの縦穴に転落しました。
男性は病院に運ばれましたが、意識はないということです。
3日午前1時50分頃、柳川市上宮永町で「深さ8メートルの縦穴に50代の男性作業員が転落した。呼びかけに応答はないが身体の動きは確認できる」と、男性が勤務する会社の職員から119番通報がありました。
救急隊が駆けつけ、転落した50代男性は病院に運ばれましたが、意識がないということです。
警察によりますと、現場では、縦穴を掘って横穴を開け、塩ビ管を通す下水道工事が行われていて、当時、転落した男性を含む3人の作業員が働いていました。
穴を掘り終え、2人の作業員は、近くで別の作業をしていましたが、男性の叫び声が聞こえたため、駆けつけると男性が、直径2メートル、深さ8メートル余りの縦穴に転落しているのを発見したということです。
当時、現場では雨が降っていて、警察は、男性が作業を終え、縦穴にかけられたはしごを上っていた際に何らかの理由で、足を踏み外して転落した可能性があるとみて詳しく調べています。