今月8日までの1週間の全国の百日せきの感染者数は3044人となり、過去最多を更新しました。
国立健康危機管理研究機構によりますと、今月8日までの1週間に全国の医療機関から報告された百日せきの感染者数は増加し、3044人となりました。
はじめて3000人を超え、過去最多を更新するとともに2000人を超える状況も4週連続となっています。
今年1月からの感染者数の合計は2万8553人となりました。
百日せきは、こどもを中心に激しいせきが続く感染症で、多くは抗菌薬などで治癒しますが乳児では重症化しやすく、まれに死に至ることもあります。
一方、両頬に赤い発疹がでる特徴があるいわゆる“リンゴ病”の全国の感染者数は、1医療機関あたり2.28人となっていて、過去10年で最多となっています。
厚労省は、手指衛生やせきエチケットなど基本的な感染防止対策を呼びかけています。