第27回参院選は3日公示され、20日の投開票に向けて17日間の選挙戦に入る。今回の参院選では、改選定数124(選挙区選74、比例選50)と、非改選の東京選挙区の欠員を補う「合併選挙」の1議席を合わせた125議席が争われる。読売新聞社の2日現在の集計によると、約520人が立候補を予定している。
内訳は、自民党79人、公明党24人、立憲民主党51人、日本維新の会28人、共産党47人、国民民主党41人、れいわ新選組24人、参政党55人、社民党11人、日本保守党9人。諸派や無所属は約150人が出馬する見通しとなっている。2022年の前回選の立候補者は545人だった。
自民、公明両党で50議席以上を獲得し、非改選の75議席と合わせて過半数(125)を維持できるかが最大の焦点となる。野党は昨年の衆院選に続き、参院選でも与党の過半数割れを目指しており、全国32の改選定数1の「1人区」の一部で候補者調整を行い、対決姿勢を鮮明にしている。