石原伸晃氏、公明党の連立離脱理由は「作られた理由」と断言 高市早苗総裁に原因ありと指摘

国交相や自民党幹事長など要職を歴任した元衆院議員の石原伸晃氏(68)が11日、日本テレビ系「サタデーLIVEニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に生出演。自民党・高市早苗総裁に連立政権離脱を伝えた公明党について解説した。
公明党の斉藤鉄夫代表が「政治とカネ」問題や、昨年からの2度の選挙敗北などの民意などを理由としたことについて、石原氏は「これは作られた理由なんですね」と明言。「本音はですね、高市総裁との理念が、公明党の支持母体と絶対合わないんですよ」と語った。
東大大学院の斎藤幸平准教授から「昔からそうじゃないですか? 安倍総理の時から」と質問されると、石原氏は「そこは人間力がカバーしてきたんですね」と指摘。また、直前にVTRで登場した元自民党副総裁の山崎拓氏が、当時連立を組んだ公明党の冬柴鉄三幹事長、保守党の二階俊博幹事長とほぼ毎日会談していたと語ったことを例示しながら、石原氏は「山崎さんが言っていた通り、冬柴さんと二階さんと山崎さんとが、3人が会うことによってあつれきを解消してきた。今回は誰もやっていないんですよ。だから高市さんはお気の毒なんですけど、やはりこの根本的な理念。すなわち、『今総理になったら私は靖国神社には行きません』って、高市さんはたぶん言われたと思いますけど、総理を辞めたら靖国神社にはこれからも行く、ってことは、理念は変わってないわけですよ」と語った。
さらに「そしてもうひとつ、国家主義的なものを尊重する。これは公明党の支持母体の方々からはやっぱりかなり、神社仏閣を大切にするとかは、相いれないものがある。この理念が合わないからこそ…斉藤さんってすごいジェントルマンで、ああいうことを言うのは本人も結構苦しかったと思いますよ。それでもやはり、支持母体から強いプレッシャー。そういうことでこういう自体になったと私は思います」と持論を展開した。

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