村山富市(むらやま・とみいち)元首相が死去したことが17日、分かった。101歳だった。社会党委員長などを歴任し、1994~96年に首相を務めた。任期中には、95年1月の阪神大震災に対応するなどした。
村山氏は、1924年3月、大分市に生まれ、大分市議2期、大分県議3期を経て、72年衆院選で旧大分1区から初当選。通算8期務めた。
94年6月の羽田内閣総辞職後、自民、社会、新党さきがけの3党に推され、第81代首相に選出された。社会党の首相は47年の片山哲氏以来、2人目だった。95年8月には、戦後50年の首相談話を発表した。