東京都墨田区の風俗店で、冷蔵庫から乳児の頭部が見つかった事件で、同じ冷蔵庫内から腕や足も見つかっていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。いずれも切断されたとみられ、警視庁は死体損壊・遺棄事件とみて、詳しい状況を調べている。
6日午後9時ごろ、風俗店の男性従業員から「店の冷蔵庫を清掃していたら子供の頭のようなものを見つけた」と110番通報があった。
警視庁の捜査員が冷蔵庫内を確認したところ、上段の冷凍庫部分から、ポリ袋に入った乳児の頭部と、タッパーに入った四肢が見つかった。遺体は生後数カ月~1年以内とみられ、胴体は見つかっておらず、性別は不明。
現場はJR錦糸町駅近くの繁華街の一角にあるビルの2階。風俗店の事務所で、従業員の待機場所としても使われていた。
周辺には規制線が貼られて捜査員が出入りし、鑑識活動が行われるなど一時、騒然とした雰囲気に。近くをよく訪れるという30代の男性会社員は「このあたりは飲食店や風俗店が多い。切断された頭部が見つかったというのは、残酷で驚いた」と話していた。